簿記2級の試験内容の傾向は?
簿記2級は、今までの簿記3級、簿記4級と違い、商業簿記に加えて、工業簿記が出てきます。
工業簿記は製造業等で使うものです。
今までよりも難易度が上がる商業簿記勉強をしながら、新しく取り組む工業簿記の基本もよく勉強しましょう。
100点満点中70点が合格範囲です。
商業簿記60点、工業簿記40点の配点になっています。
合格率は40%でしょう。
大問1は満点をねらおう
大問1は仕訳問題です、取引を記録する上での基礎的スキルです。
そして、1問は4点になりますから、落とせません。
他の問題は、1~3点の配点ですから、ここを落とすと危険なのです。
大問1で満点を取れれば、簿記2級は合格の可能性大になります。
簿記2級の勉強の際は、まず、大問1の勉強から始めましょう。
一つひとつ、整理しながら、何度も反復練習して、覚え込むと良いです。
工業簿記はばっちりにする
2級で出題される工業簿記はシンプルで難易度が低いのです。
落としてしまっては、もったいないです。
何回か続けてといて、自信を付けましょう。
その際、過去問が良いです。
過去問を何度もとくと問題のパターンや傾向がわかってきます。
配点の40点は大きいです。
この部分は、落とさないように、しっかり確保しましょう。
毎日、簿記に向き合う
毎日、1問でもとにかく、問題を解くようにしましょう。
とにかく、慣れることです。
準備運動として、大問を解くと良いでしょう。
その後に他の問題を勉強すると、基礎ができているので、やりやすくなります。
このようにして、毎日勉強すれば、基礎である仕訳は自信がつくでしょう。
基礎がばっちりになると、他の問題も解くのにも役立つもので、おのずから、自信も生まれます。
こういった自信は、案外だいじなもので、 試験を受ける際も緊張しないで受けられるかもしれません。
毎日、勉強したのだということも、大きな安心感につながります。
過去問を重点的に
過去問が大事です。
2級の勉強法は、過去問を何度も勉強して、覚えてしまいましょう。
簿記2級は出題パターンがどれほど多くないので、過去問を5年分くらい勉強すれば、ある程度のパターンが身につき、自信が持てるようになるはずです。
過去問のみで、合格できるとは言い切れませんが、過去問を勉強しないと合格できないでしょう。
それほどに、過去問が大事です。
過去問で8~9割とれるようになったら、合格圏内に入れたかもしれません。
断言はできませんが、そのくらいできるようになれば、本番の試験でも自信を持って臨めるでしょうから、合格の確率が高いでしょう。
マジメにコツコツと過去問を解いていくことをおすすめします。
そうすることで、道は開けるはずです。