奨学金を貰っていて、留年や休学をしてしまったらもらえなくなる?
・絶対にもらえなくなるわけではありません
奨学金を貰っている方の中には、やむを得ない事情で留年や休学をしてしまうという方も少なくありません。
ケースバイケースですので一概には言い切れませんが、諦めてしまう前に、一度奨学金のシステムを確認することをおすすめします。
・状況によっては、最大二年までストップをすることが可能です
奨学金は状況によっては、最大で二年まで、ストップをすることが可能とされています。
例えば、災害が起きて学校に行けなくなってしまったという場合、病気になったり事故にあって、学校に行けないという場合、ボランティア活動などで学校に行けないという場合など、許容される範囲の理由であれば、申請を事前に行うことで、延長が可能となります。
リミットである二年を過ぎて再度申請をしない場合は、奨学金制度の対象から外れ、奨学金を貰えなくなりますので、必ず申請を忘れないように心がけましょう。
留年、休学した場合の奨学金はどうなる?
・留年の場合の奨学金制度について
留年の理由が成績不振など、学生サイドに重大な過失がある場合は、奨学金申請が認められなくなります。
こちらは、奨学金申請時の、基本的な学力基準を満たしていないと判断されてしまうからです。
ですが、その後ずっと奨学金を貰えなくなるわけではありません。
あくまで留年をした年の分の奨学金がなくなるだけで、変な話、進級をしてから改めて申請をすることは可能です。
もちろん学校によって審査基準なども異なりますので一概には言えませんが、奨学金制度の中には、一度留年したからと言ってシステムを一生利用することが出来なくなるというものばかりではありませんので、留年をしても諦めずに、まずは確認を行いましょう。
・休学の場合の奨学金制度について
病気やケガで休学をするというケースも少なくありませんが、この場合も、休学となる理由、必要に応じて、診断書などの必要書類をきちんと提出しさえすれば、奨学金制度の延長が認められるケースが多いでしょう。
ですが、こちらは留年の場合にも言えることですが、延長した分も、当然ですが返済をする対象となります。
自分が後から返すのが辛くなるだけですので、ちょっとやそっとのことでは、延長の申請をしない方が良いと言えるでしょう。
また、利息なしの奨学金の場合は、一切こうした延長を認めていないというようなケースもありますので、事前に申し込みを行う奨学金のシステムを把握しておき、万が一の際にはどうすればいいのか、システムを引き続き利用することが出来るのか同課なども重点に置いて考えることが大切です。